シロアリは、人前に姿をあらわすのは春~梅雨時、初夏の間といわれています。この時期は姿を見せやすいこともあり、特にアリの予防・駆除に向いている時期だといえるでしょう
さて、シロアリの行動に関していえば、もちろん気になるのは「シロアリはどのように家に侵入してくるのか?」ということです
巣は地中にあり、食べられる木を求めて、常に地面の下に「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるトンネルを掘っています。
生まれつき目をもっておらず、食べ物の木がどこにあるかは分かりません。ただひたすら、無計画に移動し、掘り進めない場所に行き当たると方向を変え、明るい場所は怖いから行かない…。これを繰り返しているだけです。
たとえ無計画に掘っていても最終的に木を発見する確率は高くなります。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」の論理です
それと残念な事にシロアリは「生きている木は食べない」という習性を持っています。したがって、成長を続けている生木には見向きもせず、家に使われている木材を好んで食べるのです。
注意点やポイントをまとめておくと
- シロアリが好むのは、暗くジメジメした場所
- シロアリは明るいところでは見かけない
- 1頭いたらその後ろには100万頭いるかもしれないと考える
- 床下にコンクリートを打っていても安心はできない
- 鉄骨住宅でも木材は各所で使われているので、シロアリ対策は必要
- 薬剤の効果は一般的に10年が目安。メーカーに薬剤効果の長さを聞き、効果が切れた後の対処法を確かめる
- メーカー、あるいはシロアリ駆除業者の定期検査を受ける
(シロアリがいた場合、写真などで具体的な報告をしてくれる業者が良い) - 床下だけなく、物置やエアコン室外機の裏なども侵入経路に。定期的に掃除して、日の差さない暗い場所をなくす
こうした点に注意すれば、シロアリの被害から大切なわが家を防ぐことは可能です。長く、快適に住み続けるためにも、ぜひ意識してみてください